肩の痛み・肩関節治療

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じっとしていてもズキズキと疼くように痛む

この症状、ありませんか?

じっとしていても体の奥の方がズキズキと疼くように痛む場合、それは単なる筋肉の疲労や一時的な不調ではない可能性があります。このような痛みは、体内で何らかの病的なプロセスが進行していることを示す重要なサインとなりえます。

  • 体の両方の関節が痛む、腫れている
  • 痛む部位の皮膚が赤く腫れ、熱を持っている
  • 痛みだけでなく、手足にジンジン、ビリビリとしたしびれや感覚の異常がある
  • 特定の動作や、体を動かしたときに痛みが強くなる
  • 全身の倦怠感や疲労感が強く、睡眠の質が悪い
  • 発熱を伴うことがある
  • 痛みで思うように動けず、気分が落ち込む

なぜこの症状が?考えられる主な原因

じっとしていてもズキズキと疼くような痛みの背後には、複数の異なるメカニズムが考えられます。この種の痛みは、安静にすることで改善する一般的な筋肉や関節の痛みとは異なり、炎症、神経の異常、あるいは血行不良といった、より根本的な原因が存在していることが多いのです。

考えられる主な病気とその特徴について以下にまとめます。

病名痛みの特徴よく見られる部位その他関連症状
関節リウマチ関節の腫れ、こわばり、痛み。特に朝に強いこわばり。手や足の指の関節、膝、股関節など、両側の関節に対称的に現れることが多い。微熱、全身の倦怠感、貧血  
痛風突然の激痛、強い腫れと熱感。足の親指の付け根が最も多い。足首、くるぶし、膝などにも見られる。尿酸値の急激な変動が引き金になる  
線維筋痛症全身に広がる強い痛みやこわばり。痛みの部位が流動的。全身の広範囲に及ぶ。強い疲労感、倦怠感、睡眠障害、うつ状態  
神経痛ビリビリ、ピリピリ、ジンジン、あるいは灼熱感のような痛み。神経の走行に沿って痛みが広がる。坐骨神経痛や肋間神経痛など。しびれ、感覚の異常。痛みにより筋力が低下することも  
血行障害性疼痛安静時にも生じる痛み。心拍に合わせた拍動性疼痛を感じることもある。四肢の末端。特に下肢に多い。しびれ、皮膚の変色、潰瘍、冷感  
蜂窩織炎ズキズキとした強い痛みと圧痛。下肢に最も多く見られるが、体のどの部分にも生じる。皮膚の赤み、腫れ、熱感、発熱、悪寒  

これらの病気は、単純な筋肉痛や疲労とは根本的に異なる原因を持つため、自己判断で対処することは非常に困難です。正確な診断を受け、その原因に合わせた治療を行うことが、痛みを根本から解決するための第一歩となります。

診断について

安静時にズキズキと疼くような痛みの原因を特定するため、当院では患者様のお話を丁寧に伺う問診から始めます。痛みの部位や強さ、どのような状況で痛みが変化するかなどを詳しくお伺いし、患部の視診や触診を行います 。  

検査による原因の特定

問診と診察で見当をつけた原因をさらに詳しく調べるために、以下のような検査を組み合わせます。

  • レントゲン検査 骨や関節の状態を確認するための基本的な検査です 。骨の破壊 や骨折の有無などを調べますが、神経や筋肉などの状態は映らないため、この検査だけで診断が完結するわけではありません 。  
  • 超音波(エコー)検査 放射線被ばくの心配がない安全な検査です 。レントゲンでは確認できない筋肉や腱、血管の血流などをリアルタイムで評価し、炎症性の病気などを診断する上で有用です 。  
  • 血液検査 全身性の病気が疑われる場合に行います。炎症マーカーや尿酸値 、自己免疫疾患に関連する抗体 などを調べ、身体の内部で起こっている炎症や病気の有無を確認します。  

これらの多角的な診察と検査を通じて、痛みの原因を正確に診断し、患者様一人ひとりに最適な治療法をご提案します。

治療について

診断に基づき、患者様の症状や原因となっている病気の種類、進行度に合わせて最適な治療法をご提案します。

薬物療法

痛みの原因に応じて適切な薬剤を選択します。炎症性の痛みには非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)などが用いられます 。一方で、神経の損傷や機能異常による痛みには、一般的な鎮痛剤では効果が乏しいことが分かっています 。そのため、痛みの信号伝達経路に作用する抗うつ薬や抗てんかん薬が使用されることがあります。これらの薬は、うつ病やてんかんの治療にも使われますが、痛みの伝達を抑制する作用があるため、痛みの治療薬として効果が期待できます 。

保存的治療とリハビリテーション

薬物療法に加え、痛みを和らげ、身体機能を回復させるための治療を組み合わせます。

  • 物理療法 温熱療法や冷却療法、電気刺激療法などを組み合わせて、痛みの軽減や血行改善、筋肉の緊張緩和を図ります 。  
  • 運動療法 急性期を過ぎた慢性的な痛みの改善には、適度な運動が重要です 。無理のない範囲でのウォーキングやストレッチングは、血流を改善させ、身体機能を取り戻すのに役立ちます 。  

注射療法(神経ブロック)

痛みが強い場合には、神経ブロック注射が有効な選択肢です 。これは、痛みを感じている神経の周囲に局所麻酔薬などを注入し、痛みの信号を遮断する治療法です 。当院では、超音波ガイド下で行うことで、より安全かつ効果的に痛みを和らげることができます 。  

これらの治療法を組み合わせ、患者様の病状やライフスタイルに合わせてカスタマイズすることで、痛みのない快適な生活を取り戻すことを目指します。

症状を和らげるために(医師に相談の上で)

以下の情報は一般的なものであり、自己判断での対処は危険です。必ず医師の診断と指示に従ってください。

症状別 温熱・冷却ケアの使い分け

痛みを和らげるための一般的なセルフケアとして、患部を温めるか冷やすかという判断は非常に重要です。この判断を誤ると、かえって症状を悪化させる可能性があります。

症状推奨ケア理由
急性の痛み・熱感・腫れ冷却(アイシング)炎症反応を抑制し、患部の腫れや熱、痛みを軽減するため 。  
慢性の痛み・重だるさ・こわばり温熱(ホットパック、温浴など)血行を改善させ、疲労した筋肉や組織に酸素と栄養を供給し、痛みを緩和するため 。  

適度な運動とストレッチ

痛みの原因や病態によっては、適度な運動が症状の緩和に役立ちます。無理のない範囲での軽い有酸素運動やストレッチは、血流を改善し、痛みを和らげる効果が期待できます 。  

その他のセルフケア

  • マッサージ 患部やその周囲を優しく揉みほぐすことで、血流を改善し、筋肉の緊張を和らげる効果が期待できます 。  
  • 十分な睡眠とストレス管理 痛みは睡眠障害やストレスによって悪化することがあります 。質の良い睡眠を確保し、ストレスを溜めないことも、痛みの管理には欠かせません 。  

一緒に見られることのある関連症状

ズキズキとした疼くような痛みは、しばしば他の症状と組み合わさって現れます。これらの症状の組み合わせ、いわゆる「症状のプロファイル」は、痛みの根本原因を特定するための重要な手がかりとなります。

  • 腫れ・熱感・赤み
  • しびれ・感覚の異常
  • 疲労感・倦怠感

これらの症状が複合的に見られる場合は、痛みの原因が多岐にわたる可能性が考えられます。

そのズキズキ、体のサインかもしれません

じっとしていてもズキズキと疼くような痛みは、単なる「気のせい」や「疲労」で片付けられるものではありません。それは、身体があなたに送っている重要なサインです。このような痛みを放置することで、症状が進行し、日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。

しかし、正確な診断と適切な治療を早期に開始すれば、その痛みから解放され、快適な生活を取り戻すことができるのです。痛みの原因は、炎症なのか、神経の異常なのか、あるいは血行不良なのか、その診断は専門的な知識を必要とします。

「たかが痛み」と思わず、まずは一度、専門医にご相談ください。そのズキズキの正体を知ることが、根本的な解決への第一歩となります。

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