当院では、整形外科の新しい治療法として、幹細胞培養上清液点滴治療(エクソソーム療法)を実施しています。
幹細胞培養上清液点滴は、美容やアンチエイジングの面で活用が盛んですが、近年整形外科やスポーツ分野への応用が進んできており、疲労回復や怪我の回復、痛みの改善のための新たな治療の選択肢として注目を集めています。
ヒト幹細胞培養上清液点滴
(エクソソーム療法)
Stem cell culture supernatant infusion
Stem cell culture supernatant infusion
当院では、整形外科の新しい治療法として、幹細胞培養上清液点滴治療(エクソソーム療法)を実施しています。
幹細胞培養上清液点滴は、美容やアンチエイジングの面で活用が盛んですが、近年整形外科やスポーツ分野への応用が進んできており、疲労回復や怪我の回復、痛みの改善のための新たな治療の選択肢として注目を集めています。
ヒト幹細胞培養上清液とは、歯髄、臍帯、骨髄、脂肪などの間葉系幹細胞として分類される幹細胞を培養する際に使用した培養液から幹細胞を取り出し、滅菌などの処理を行った上澄み液のことを指します。
幹細胞培養上清液には、成長因子(サイトカイン)、サイトカイン、エクソソーム、アミノ酸、ビタミン、ミネラルなどの、細胞や組織に作用する成分が含まれています。
これらの成分を血液中に点滴することで、ケガをしている組織の修復や疲労回復、痛みの改善などの効果が期待でき、整形外科分野においても広く活用されつつあります。
また、副作用が少ないことも特徴で、サイトカインは遺伝情報を含まず投与に伴う拒絶反応や異物反応が生じにくいため、安全性の面でも安心してご利用いただけます。
当院は、希少性の高いヒト臍帯由来培養上清液を活用しています。
幹細胞培養上清液には、その生成由来により種類が別れます。
主に腹部の脂肪から採取した幹細胞に由来するものです。
歯の神経から採取した幹細胞に由来するものです。
再生能力の高い胎盤から抽出した幹細胞であり、高い効果が期待できます。また、簡単に採取できるものではないため、希少性が高いです。
臍帯由来は非常に貴重であり、国内の流通のうち、わずか1%と言われています。また、当クリニックで採用しているのは、その流通量の中でも日本人の臍帯を原料としたものであり、さらに希少性が高いものです。
2019年セルプロジャパン調べ
ヒト臍帯由来の HGF の濃度が高い
HGF(肝細胞増殖因子)は、細胞増殖促進の作用を促し、病気の治療からアンチエイジングまで、様々な効果が期待できると言われているサイトカインです。HGFが脂肪に比べて臍帯の方が3.5倍多く含まれます。
培養上清液のサイトカインが豊富(脂肪由来と臍帯由来の比較)
銀染色法でタンパク質の量を検出した結果。一般的にサイトカインとされているタンパク質(30kDa以下)は、臍帯の方が高い結果となりました。サイトカインはタンパク質の一種のため、タンパク質の濃度が高い方がサイトカインの量が多いと想定できます。
1
診察・カウンセリング
患者様の症状を伺いながら、ヒト幹細胞培養上清液点滴の適応可否を確認します。
2
上清液の作成
「適応可」となりましたら、上清液を生成します。
投与する日程をきめ、実施となります。
3
点滴の実施
点滴時間はおよそ、15~20分程度です。その日のうちに実施して帰宅していただけます。
4
定期治療
幹細胞培養上清液点滴は、1回のみではその効果の持続が難しい可能性があります。そのため、当院では、初回実施後、継続して治療を行うことをお勧めしています。おおよそ、2〜4週間に1回、2〜3ヶ月程度継続することでその効果を実感できることが多いです。
税込価格
初回お試し 1ml | 33,000円 |
---|---|
2回目以降 1ml | 44,000円 |
3回セット 3ml (1ml×3回) |
125,400円 |
5回セット 5ml (1ml×5回) |
198,000円 |
10回セット 10ml (1ml×10回) |
396,000円 |
幹細胞培養上清液 | PRP療法 | |
---|---|---|
適応 | 炎症の改善 組織の修復 痛みの改善 エイジングケア 美容効果 ED治療 AGA治療 |
炎症の改善 組織の修復 痛みの改善 |
治療持続期間 | 継続して治療することで、長期間にわたって効果が持続する | 種類にもよるが3ヶ月〜半年程度。関節痛に対してはリハビリとセット治療を行うことでより効果が期待できる |
治療メカニズム | サイトカインを継続的に生成できる成長因子が、作用する | PRPに含まれるサイトカインなどの成長因子が、作用する |
費用 | 33,000円〜 | 45,000円〜300,000円 |
培養上清液の点滴を一度でも受けたことがある方は、リスク回避のため、以降の献血ができなくなります。治療中の疾患やアレルギーがある方は医師の判断により、施術をお断りすることがあります。
現在、妊娠中や妊娠の可能性がある方は安全のため施術を受けることが出来ません。治療後、入浴は差し支えありませんが、注射した部位を強くこすることはやめましょう。接種当日はいつも通りの生活をしてもかまいませんが、激しい運動は避けましょう。培養上清液点滴にも、想定されるいくつかのデメリットがあります。
医師によるアフターフォローをしっかりと行っておりますので、少しでも気になることは遠慮なくご質問ください。
培養上清液には細胞自体はふくまれておりません。幹細胞が増殖する時に分泌したサイトカインや成長因子が含まれています。
これらは自身の細胞に働きかけ、活性化させる役割を持っています。細胞を活性化させるだけなので、副作用やアレルギー反応はほとんど報告がございません。
ドナーに対しても非常に厳しい検査基準のもとでスクリーニング検査を行っており、製造後も徹底的な品質管理と保存環境においても徹底した管理のもとで行っておりますので、安心してお使いいただける製品となっております。
これまでに、培養上清投与による重篤な副作用はございません。しかし、急性のアレギー症状や注射部位の硬結などが起こる可能性は否定できません。全身倦怠感、発熱、発疹、掻痒感など、気になる症状が発生した場合は、適切な対応を行ってください。 投与処置に伴う軽微な副作用としては、下記のようなものが挙げられます。